テイクアウトとまちのチカラ Vol.3
2020.05.04いなまち酒場パトローラー、田中章さんの連載第3弾。消費者側として先陣を切り、積極的にテイクアウトを利用し続けた4月。お世話になっているお店への恩返しの気持ちも強まった。世の中はいつだって、持ちつ持たれつ。
情のある店主、
明るい受け応え、
前向きな取り組み
テイクアウトを始めてから、
お店がどのような状況か
見るようになった。
以前からテイクアウトを
していてくれたお店、
テイクアウトを始めるお店、
営業時間を短くするお店、
臨時休業するお店、それぞれである。
こうなると、
テイクアウトをさせてくれる
お店が多くなることは、
僕にとってうれしいことになる。
(本当は店で呑みたいのだけれど。)
いくつか、以前からお世話になっている
店主にテイクアウトを頼みに行くと、
どこも気持ちの良い反応が返ってくる。
「いいよー」、「ありがとう」、
「漬物も付けといたから、食べてみて」、
「これサービス」、
「田中さんに言われれば仕方ないなー。
これもテイクアウトOKだよ。」
ちなみに、サービスでつけてもらったものは、
缶酎ハイ、漬物、ヒジキ煮、試作のだし巻き卵、
ほかのメニューも考えとくという言葉、
ありがとうの言葉、気持ちの良い対応。
4月も中旬を過ぎると
テイクアウトメニューに取り組む
お店のレベルも上がってきたことを感じた。
器、内容、酒類 など など
今までお店で出していたものだけでなく、
テイクアウト用のメニューを考案し、
実現しているお店もある。
みな、明るく、前向きで、
気持ちの良い店主ばかりである。
マスターもミストレスも。
もちろん、不愛想な店主もいるが、
それはそれでいいのである。
何も言わず良くしてくれる。気持ちが伝わってくる。
余談だが、
テイクアウト事業にいち早く取り組んでいたのは
辰野町商工会だろう
(もっと早いところがあったらすみません)。
スタンプラリーを始めていた。
行政に頼らず、行政や商工会がやる前に
取り組んでいる店主、チームも多い。
いち早く取り組んだのは
箕輪町のチームであったりする。
そのあと、独自でのチームを作るところも
増えてきたように思う。
各市町村の地域おこし協力隊の皆さんの
行動も早かった。
地域のみんな動き早い。元気あるな。楽しいな。