伊那谷ふぃーる

人々の記憶

テイクアウトとまちのチカラ Vol.5

いなまち酒場パトローラー、田中章さんの連載第5弾(最終回)。テイクアウトの取り組みが、実は、まちを考える、もっと広い地域を考える良い機会となった。そして、この地域に暮らす人たちの頑張りとか優しさというものにも気づいた。


 

あとがき
 

テイクアウトをしていると、
料理人や店員さんの気持ちが伝わってくる。
 

手を抜かず良い料理を出そうと。
次はもっといいの出してやろうと。
だから、こっちも真剣に食べる。真剣に呑む。

 
人の強さが、このまちの強さだと思う。
 

 


 

あとがきのあとがき
 

5月から一人10万円の給付金が支給される。
この使い方も大事であると思っている。
貯金するか、使うか。
 

収入があまり減っていない人は寄付するとか、
コロナの影響を受けている
業種の方々に投資することが良いと思っている。
 

僕は、三方よしで、
「自分にも良い お店にも良い 地域にも良い」
ことを目指し、
テイクアウトや出前(デリバリー)に使うつもりだ。
 

もちろん、花屋も酒店なども含めて。
お世話になってきた個店で使おうと思っている。
 

今まで、僕たちは、私たちは、
お店からお代以上のものをたくさんもらってきた。
そんなお店がなくなって一番困るのは自分達だ。
淋しくなるのは自分達だ。
 

今まで自分が通ったお店が一軒も無くならないよう、
お店に少しでも気持ちを返そうではないか。
 

 

【著者・写真】
田中 章氏
地酒と美味しい料理をこよなく愛す生粋の伊那っ子。趣味は、いなまちぶらーり、落語観賞、ラグビー観戦など

 

あとがきのあとがきのあとがき

寄稿依頼を受けたとき、
一瞬どうしようかと思った。
 

見目麗しく、少女のように無邪気そうな
女性お二人に頼まれたら、
嫌と言えないのが男の常だ。
 

ということで、寄稿させていただいた。
 

二人とメールのやり取りをしているうちに、
テイクアウトの取り組みが、
実は、まちを考える、
もっと広い地域を考える良い機会となった。
 

そして、この地域に暮らす人たちの頑張りとか
優しさというものにも気づいた。
 

ずっとここで暮らしていると、
なかなか 分からないのだが、
このように豊かな自然が残り、
居心地の良い伊那谷を創っているのは、
一人一人の思いや相手を理解しようとする
気持ちの集合体だと感じている。
 

このような機会を作ってくださった
編集者の聡子さんと麻希さんに感謝いたします。
 

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