10代ライターUniが行く、ローメンの旅。
2021.08.11
連載企画「10代ライターUniが行く、ローメンの旅」。二軒目は、二代目の店主である小岩井一磨さんが初代からの秘伝の味を受け継ぐ、「四方路」さんに行ってまいりました!
二軒目 四方路(すまろ)
期間限定!!冷やしローメンを求めて
夏本番といった暑さ。波打つ蜃気楼、照り付ける太陽、できれば外には出たくはない。そんな、8月のある日。こんな日でも、いや、こんな日だからこそ食べたいローメンを求め、我々取材班一向は車を走らせる。
高遠線を高遠・長谷方面に車を走らせ向かったのは「四方路(すまろ)」。青々とした葉が生い茂る木々のなかに、ポツリと「四方路」という看板の文字が目立っていた。
夏のローメンの主役は、これに決まり
しっかりとした味付けで、カスタマイズせずとも美味しい。四方路では、そんなスープ系ローメンが楽しめる。しかし、今日のお目当てはただのローメンではない。冷やしローメンだ。最近知られるようになったそうだが、実は、40年近い歴史がある。暑いから冷たいのが食べたい!そんな常連客の要望に応えはじめたのがきっかけだそうな。
ちなみにこの冷やしローメンは、6月4日のローメンの日の翌日から、9月いっぱいまでしか食べられない。
この機会をお見逃しなく。
オーソドックスなローメンとの違いは‥‥‥?
気になるのは、なにが違うのか、てか、冷やしローメンってなに?ってこと。
ずばり、冷やしローメンは、冷やし中華風ローメン。
秘伝の醬油スープが絡んだ蒸し麺の上には、甘めの豚の生姜焼き、トマト、中華クラゲ、ガーリックチップ(ちなみにこのガーリックチップがめちゃくちゃ良い仕事するんだな)が乗っている。スープやトマトの酸味で冷やし中華を感じるとともに、蒸し麺の風味、スープのなかに感じるにんにくやソースの主張があることで、しっかりローメンなんだよなあ。って、食べ終わるまで新鮮な味を楽しめた。
店長的!オススメの食べ方
二代目の店主である小岩井一磨さんが好きな食べ方は、にんにくやラー油を追加して食べることだそう。「ぶっちゃけ、うちは割としっかり味付けしてるから、なにもかけなくても美味しいんですよ~」と、小岩井さん。私も食べ進めていて思ったのは、普通は後入れのお酢で酸味を足すところがもうすでに入っているので、何も入れなくても美味しい。さらに、ガーリックチップのおかげでにんにくを追加しなくてもローメンらしいニンニクの風味を感じられる。ということで、私は、ごま油と酢をちょっと追加して完食した。
通いたくなる要素たっぷりつまってます
四方路では、ローメン以外にも地元のブランド豚肉を使用したソースカツ丼や、定食屋らしい定食も食べられるのだが、おすすめのメニューを聞いたとき小岩井さんの口から衝撃の言葉が。「実は、パスタの方を推していきたいんですよねえ」
えっ、パスタ!?ローメンじゃないんや!?笑
ちなみに、こだわりのパスタは裏メニューだが、言えば作っていただけるそう。頼む場合は店内の忙しさなども気を遣いつつ、頼もう。
アットホームな空間で食べるローメンやソースカツ丼は格別。いろいろなメニューがあるので、何度も通って、四方路の魅力に溺れてみてはいかがだろうか。
四方路
予約・お問合せ:0265-72-8322
長野県伊那市美篶上川手9375
最寄り駅:伊那市駅(車で10分)
営業時間: 11:00~14:30/17:00~21:00
定休日:日曜日
▼過去の記事はこちら
一軒目 日本料理あすなろ https://inadani-feel.com/daily/1226