New World 紙束の世界
2020.05.31見たことも、触れたこともないモノ。作家からしたらモノづくりの醍醐味で、受け手からしたら自分を豊かにしてくれる瑞々しさ。伊那市から生まれた新しい世界「紙束」に出逢う。
紙の切れ端の重なりを造形
新しいモノを生み出し
試行と思考を繰り返し
進んでいく作家の姿。
今回、わたしたちに「紙束」という
新しい世界を魅せてくれた、
作家こいずみしょうさん。
若き31歳の彼は、
伊那市が誇る本づくりの会社
「美篶堂」で工場長を務める
製本職人の顔も持つ。
「紙を裁断した時にたまっていく、
色とりどりの紙の切れ端の重なりが
綺麗だなと思っていて。
それが、紙束へとつながりました」
紙束誕生から初個展までの軌跡は
こいずみさんのブログに綴られている。
響きあう夫婦の関係性
こいずみさんに話を聞くたびに
必ず耳にする妻ゆいさんの話。
紙束が生まれたきっかけ
プロフィールのイラスト
展示会場の展示アイデア
新商品開発の壁打ち相手
商品写真のモデル
HPの作成
紙束は、夫婦が互いに
インスピレーションを
与え合いながら
創作活動を続けている
中にあるよう。
そんな仲から生まれる
紙束の世界観は素敵だ。
なんだか、風鈴みたいに、
揺れて響いて鳴り続ける
そんな関係性なのかと感じさせる。
◎紙束の開き方
https://youtu.be/BAVo9SWhHmA
手と束で深まり広がる
「最初はイベント出店時の
飾り程度のもので
ゴムで留めただけのもの」
と、こいずみさんが振り返る紙束のはじまり。
まず、客観的な意見を求めた
信頼を寄せる
中川村の額縁屋タクラマカン
店主の松島拓良さんとの間で
生まれた「壁掛けの紙束」。
展示会を提案して
快く引き受けてくれた
cafeたねのご夫婦のおかげで
眼に見えたという「紙束の世界観」。
紙束で遊んでいた息子が
くしゃくしゃにしてしまった
ことから発想を得た
吊るして楽しむ「紙束nest」。
着想から半年も経たないうちに
続々と商品が生まれている。
「じわじわ広がっていけばいい」
こいずみさんはそう話す。
きっと、
いつのまにか、
気がつけば、
紙束の評判は
広がっているんだと思う。
◎紙束ブローチ
紙束
ホームページブログ
https://kamitaba.shopinfo.jp/pages/3578096/BLOG
Instargam
https://www.instagram.com/kami.taba/
Facebook
https://www.facebook.com/kami.taba/