真心と魂を込めた、横山維舎者の酒造り
2020.05.06伊那市横山地区の住民有志で作る「横山維舎者」。昨年初めて酒米の「美山錦」を減農薬で栽培し、「信濃錦」の蔵元「宮島酒店」が仕込んで販売した。そして、また今年も地元を愛する気持ちが詰まった酒造りが始まりを告げる。
昨年12月に完成した純米吟醸原酒
「維舎者(いじゃや)」。
これは伊那市荒井にある
「信濃錦」の蔵元「宮島酒店」が仕込んだもので、
「香り豊かで、甘すぎない上品な旨味が広がる」
と好評をえている。
「維舎者」は、伊那市横山地区の住民有志で作る
「横山維舎者(よこやまいじゃや)」からとったもの。
廃道に近い状態だった
中央アルプスにつながる登山道を復活させるなど、
数年前から登山道や里山の整備に取り組む。
そんな彼らが、新たな展開として
情熱を注ぐのが酒造り。
お酒を通して地域の魅力を発信しようと、
昨年初めて酒米の「美山錦」を減農薬で栽培。
槿山の豊かな水と土で育ったお米を使って、
宮島酒店の全面協力のもと理想の味を形にした。
そして、また今年も地元を愛する気持ちが詰まった
酒造りが始まりを告げる。
収穫は9月上旬~中旬、
年内には宮島酒店を通して店頭に並ぶ予定。
これからが本番。
腰の痛みに耐えながら行う、
株間の草取りが待っている。
微力かもしれないが、
今後も横山維舎者の遊び心と心意気が詰まった
取り組みを応援していきたいと思う。
■横山維舎者のこれまでの歩みは
公式フェイスブックから