伊那谷ふぃーる

人々の記憶

Cafeたねのキオク-ワイルドツリー代表 平賀 裕子さん-

「たくさん有難う。淋しい。応援してる。楽しみ。愛してる❤︎」


平賀 裕子さん
ワイルドツリー代表

 

Cafeたねとの関係
古い友人であり、同志であり、家族であり、時に愛人でもあり、人生を共に歩んできたと思っている。
 

Cafeたねのキオク

「きっと」のメンバー 修子さんとまさおちゃんがキッチンの中に。カウンターにいるのは、若い敏江さんと娘さんのりかちゃん。 

 


 

私にとってのcafeたねは、ワイルドツリ―店舗を通り町に移転オープンした2013年に始まる。(本当はその前年、通り町キャンドルナイトの一日限りの「きっとcafé」がたねの始まり。)
 

ワイルドツリ―が3/8にオープンし、その一角をキッチンスペースにリノベするため、まだ会社勤めをしていた博さんが、土日中心に作業を重ね、2か月後の5/10にcafeたねはオープンした。一日10食限定の小さなカフェでも、敏江さんの愛がぎゅっとつまった暖かく、優しい場になった。その頃は、毎日のように朝から晩まで、良く笑い、良くしゃべり、時には泣いたり、いつも、お腹も心も満たしてもらっていた。
 

3年経験を積み、ファンも増え、博さんと一緒にお店をやりたいと現在の場所に移転した。その時は心底博さんに嫉妬した(笑)。今度は会社勤めを辞めた博さんと敏江さんが毎日のように通い、元うどん屋さんだったその場所をみるみる二人のセンスが溢れる場に変えていった。居抜きで借りたはずが、フルリノベーションに近い改装を施した。その場は、ワイルドツリ―にあった時よりもさらに広く多くの方に愛される場所となった。
 

そして、また!!!今度は、家と、博さんの工房とカフェとギャラリーが一緒にできる物件がみつかった。それが塩尻だと。今度は、古民家改装??と、博さんのリノベもだんだんスケールが大きくなっていく。そして素敵な場になり、伊那市や伊那谷だけではなく、もっともっと多くの方に愛され、必要とされる場になるに違いない。一粒のたねが、ちょっとずつちょっとずつ、身の丈でできることを積み重ね、気がつくと、多くの人が木陰でほっとするような葉をわさわさと生い茂らせている一本の樹になる。それが、cafeたねの物語であり、同時に夫婦の愛の物語でもある。
 

お二人に一言

 

 

 

2015年6月の朝マルシェ
たねの看板メニュー、生いちごミルクとソーダ
いなまちの住人はこれが始まると、初夏だと認識する。待ってました!という気になります。