伊那谷ふぃーる

人々の記憶

学校と地域をつなぐキャリア教育コーディネーター 前編

学校と地域をつなぐキャリア教育コーディネーターとして活動されている久保村 英未子さん。海外での経験や自身の子育て経験も駆使ししながら、広い視野で、伊那谷のキャリア教育を支えている。どんな思いでその活動に関わられているのが、率直な気持ちを寄稿いただいた。

 

学校と地域の間に立つつなぎ役
キャリア教育と聞くと
「堅苦しいな」「難しそう」と
まだまだなじみやすい言葉には
なってないかもしれない。
 

子供のころのいろいろな体験や人との関わりが
キャリア教育にはとても大切で、
五感で感じる実体験をたくさんしている人は、
社会に出てから生きる力が強いって言う。
 

学校と地域の大人をつなぐ授業を
コーディネートするようになって
立場、仕事、考え方など
多種多様な方々と出会うようになった。
 

「すごいな~」「知らなかった!」と
思うことが沢山あり
伊那谷が魅力あふれる場所だということに
今更ながら気づかされる。
 

そして、その魅力を
子どもたちにも知ってもらう、
伝える授業に関われることが
結構楽しい。

 

 

地域の大人が講師になる
主に、中学生の授業コーディネートに
関わることが多い。
 

例えば
・地域の自然、モノ、人の魅力を詰め込んだ体験ツアー
・人生経験をテーマにさまざまな立場の大人と語る時間
・起業している方々と対話するアントレプレナーシップ
・中学生と地域の企業や大人が集まり、地域を知るお祭り「中学生キャリアフェス」

 
こんな風に、外部講師として
地域の方々に参加してもらっている。
そして、そんな授業リクエストが
増えてきている。
 

皆さん、「子どもたちのためなら」
「地域のためなら」と快く協力してくれる。
その気持ちがとても嬉しい。
 

地域全体で地域の子どもに関わる土台が
伊那谷にはあるなぁって思う。
 

立場も経験してきたことが違う人たちが、
自らの実体験を通して
話してくれる言葉はどれも正解で。
「なるほど」「そういう考え方もあるのか」
「私とは違う考えだな~」って
思えることがいっぱい。
 

後編>>>
 


【著者・写真】
久保村 英未子さん