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コロナ禍でイノベーションを起こす、伊那谷の飲食店 きりの実・唐子亭オーナー片桐健さん【後編】

2020年から続く新型コロナウイルス感染拡大が、伊那谷の飲食業界にも暗い影を落としている。そんななか、新しい形でサービスを提供し続ける伊那谷の飲食店にスポットライトを当てて、未来への活路を探っていきたい。今回は、駒ケ根市「きりの実」「唐子亭」のオーナー、片桐健さんのプロセスエコノミー戦略について、前後編に分けてご紹介。

プロセスエコノミーの実践へ
 

片桐さんは、コロナ禍で
生き抜くヒントを得るために、
西野亮廣氏から学んだ手法を、
店舗経営に転用していきました。
その手法のひとつが
「プロセスエコノミー」という、
サービスのメイキングを
ビジネスにするというもの。
 

「どのお店の料理にも、
一品一品に必ずストーリーが
あります。その料理が
できあがる過程を見て
お客様にワクワクして
もらえれば、『おいしい』
以上の感想をもって
もらえるはずですから」


 

 

片桐さんは、コロナ禍に突入した
4月中旬にいち早く、
YouTubeチャンネル「里山のいろ
を開設しました。
レシピの公開や生産者の紹介など、
30本以上の動画を上げています。
 

新商品の開発を絡めた
クラウドファンディングにも、
これまで3回ほど挑戦したそう。
 

7月には2店舗ともに
通常営業を再開しましたが、
年末の落ち込みを予測して
9月から忘年重の仕込みをスタート。
 

新型コロナウイルスが
再び猛威を振るい始めた
11月下旬からは、
Facebookグループ
いーなーイーツ」内に、
店づくりのあれこれを伝える
「未来を作る過程」という
連載記事を、ほぼ毎日の
ペースで投稿しています。
 

片桐オーナーが考えている次の一手
「年末に仕掛けた忘年重は、
おかげさまで800個ほど
ご購入いただけました。
結果が出たものと
出なかったもの両方ありますが、
とにかく行動したからこそ、
次の一手を読むことが
できたんだと思います」
 

片桐さんが次に見据えているのは、
3月の歓送迎会とのこと。
おもに地元企業に向けて、
歓送迎会に代わる商品の提供を
仕掛けていくそうです。


 

 

またコロナ禍でギフト需要が
高まっていることに目をつけ、
黒毛和牛の経産牛を一頭買いして、
新商品を開発する予定もあるそう。
 

持ち前の行動力を発揮して、
飲食店としての「再編」を
果敢に模索し続ける片桐さん。
その行動の先にはきっと、
未来を切り拓くヒントが
眠っているに違いありません。


<<<前編
 


松元麻希さん
フリーランスライター。9年間勤めた雑誌出版社を退職した後、2017 年に長野県松本市へ移住。2019年より地域おこし協力隊として伊那市へ移住し、ライターを続けながらアウトドアを切り口とした伊那市の観光振興に携わる。山登りやスキーなどのネタが得意&大好物。好きな食べ物はパンと野菜。おそらく前世は草食動物。Facebookグループ「いーなーイーツ」発起人。

 

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