「霧の朝」
2021.04.15いつもと同じ朝、同じ時間、同じ道。でも本当は、同じ日はなくて、日々は確実に進んでいる。自然に気づかせてもらって、自然とともに生きていることを知る。
霧に包まれた
少し肌寒い春の朝
子どもたちに
「いってらっしゃい」したあと
通り道から見える景色が
やっぱり綺麗で
冬とは違う
幻想的な色合いに
いそいそと
車を止めた
しっとりした空気
土の匂いがする
冬とは違う
春の匂い
深く空気を吸い込んだ
さて、わたしも
「いってきます」
ほんのわずかな
スキマ時間
慌ただしくも
心地よい
わたしの時間